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2024年3月23日(土)にamabroの直営店であるBRICK & MORTARにて、第一回“amabro wagashi club” を開催いたしました。 和菓子作家・嶋ゞ(しまじま)の小島直子さんを講師にお迎えし、 季節の和菓子を作り、amabroのテーブルウェアとあわせてお召し上がりいただくワークショップです。 今回はたくさんの写真と共に、当日の様子をお届けいたします!
[ amabro wagashi clubスタート!] △ まずは今回作る蒸しカステラ、“浮島(うきしま)”の説明。 浮島は、餡子・上新粉・卵・米粉を使用し、中に入れる具材やトッピングを変えて、和菓子本来の“四季を楽しむ”ことができるお菓子です。と小島さん。 [ 製作開始 ] △ 使用する材料の説明後、いよいよ製作がスタートしました。 はじめに、流し型の形に合わせてクッキングシートを折り、型の中でシートを広げて全体にフィットするようセットします。 一見簡単に見える作業なのですが、ぴったりと型のサイズに合わせるのが難しく、 「実はこの作業が一番難しいかもです(笑)。」と小島さんも仰っていました。
[ ベースとなる生地を作る ] △ クッキングシートをセットし終えたら、ボールに白餡を入れ、卵(黄身のみ)と一緒に混ぜ、浮島のベースとなる生地を作っていきます。 今回ご用意いただいた横須賀産の平飼い卵は、黄身の色がとても濃い上質な卵! [ 浮島はメレンゲが命! ] △ 次に、卵の白身を使用して、メレンゲを作ります。 浮島では、メレンゲがうまくできていないと、生地がしぼんだり、ふわふわの食感を損なってしまいます。 小島さんレクチャーの元、泡立てる時のポイントや、目安となるメレンゲの硬さ、ベース生地と混ぜる時のポイントなど、様々なコツを教わりました。 △ ベース生地半分にメレンゲ、抹茶を入れ、浮島の一層目を作っていきます。流し込んだ生地は、平らになるようにヘラを使用して、凹凸のないよう丁寧に調節します。 △ 一層目を蒸していきます。 蒸し時間は10分程。その間に上の層の生地を作っていきます! △ (小島さんがこの日のために仕込んでくさった農家直送のいちごを100%使用した、 いちごペースとの濃密で甘い香りは、ご参加の皆様からも思わず声があがるほどに。 また、トッピング用の菜の花も、苗から実際に育てたものを塩漬けにしたというこだわりの逸品です。) 残り半分のベース生地に、いちごペーストを混ぜ合わせ、蒸し終わった一層目の上に流し込みます。 [ いよいよ飾り付け ] △ お待ちかねの飾り付けタイム。桜の塩漬けだけの方もいらっしゃれば、 菜の花と桜を交互に置く方など、飾り付けも様々!飾り付け終了後は、15分ほど蒸します。 △ 15分後...!蒸し器から取り出し、いよいよ完成です! 店内には甘い香りが広がし、「わ〜!かわいい!」と歓声が。(みなさん思わず拍手!) △ 蒸し器から取り出した浮島は、各自お持ち帰り用として木箱にお詰めいただきます。 △ 箱詰め終了後は、小島さんが入れてくださったお抹茶ラテと、 出来立ての浮島をamabroの「CASTELLA PLATE」にサーブしてお召し上がりいただきながら、 質問や写真撮影など穏やかな時間を過ごしました。 最後に、amabro「CASTELLA PLATE」の色をお選びいただき、 各自お作りいただいた浮島とあわせてお持ち帰りいただきました。 △ 今回ご参加いただいた方は、和菓子や洋菓子作りがお好きな方はもちろん、 お茶のお稽古を始めたことで和菓子に興味を持たれた方、 小島さんオリジナルの浮島を作ってみたくて参加してくださったなど様々でした。 「みなさんの基準となるレベル感が違うと思うので、どんな方でも楽しめるような和菓子を考え、 定期的にamabro wagashi clubを開催してゆきたいです。」と小島さん。 ご参加いただいたお客様からも、「これまで和菓子を作るのはハードルが高く感じていただが、和菓子との距離がグッと縮まりました。浮島も、季節ごとにアレンジをして楽しんでみたいです。」 などと嬉しいお言葉をいただきました。 “クラブ”という名の通り、終始和気あいあいと和やかな雰囲気で開催することができ、 一足先に春を感じることができるようなワークショップとなりました! ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。 次回開催は、夏頃を予定しております。 開催が決定次第、instagramやメールマガジンにてお知らせさせて頂きます。 amabro wagashi club vol2.もどうぞお楽しみに!
<イベント概要> 「amabro wagashi club-お花見蒸しカステラ作り-」 日時:2024年3月23日(土) 時間:午前の部10:00-12:30/午後の部14:00-16:30 場所:BRICK & MORTAR(中目黒より徒歩5分)東京都目黒区中目黒1-4-4
[ 講師プロフィール ] 小島直子 和菓子作家。1986年生まれ。 商品企画職を経て、日本の伝統工芸に興味を持ったことやお茶の時間に救われたことがきっかけになり、和菓子作家へ転身。 2022年より「嶋ゞ(しまじま」という名義で活動開始。葉山を拠点に菓子制作、ものづくりを行う。 □ Instagram @shimajima.kashi